浮気調査が完了した後にもらえる調査報告書の確認すべき項目について詳しく解説いたします。
慰謝料請求を予定されてる方や、裁判も辞さないというお考えの方にとっては、調査報告書というのはかなり重要なアイテムですよね。
調査報告書は、質の高いものになると「浮気の証拠」として裁判でも十分に通用します。
しかしその一方で、雑な作りの調査報告書を作成する探偵社もあるんですよ。
もし、調査報告書の作成がきちんと出来ていないと、証拠として不十分になる場合もあり、そうなると慰謝料請求ができず、トラブルに発展することもあります。
そうならないためにも、調査報告書を貰った時に確認すべき項目について一つ一つ説明していきます。
既に浮気調査を終えられてる方や、今はまだ探偵社をお探しの方も、ぜひ最後までご覧下さい。
浮気調査の調査報告書とは?
探偵社に浮気調査を依頼すると、調査が終わった後、調査報告書で調査の結果を教えてくれます。
調査報告書とは、ターゲットの行動記録を時系列でまとめた書面(写真付き)で、探偵社によっては撮影した映像や音声をDVDなどに焼いて渡してくれるところもあります。
その調査報告書には、
- いつ
- どこで
- 誰が
- 誰と
- 何をしたのか
について、写真付きで詳細が明記されます。
ですので、調査中にターゲットが誰かと会っていたなら、その人とどんな様子で何をしていたのか、分刻みで詳細が記載されているので浮気していたかどうか一目瞭然です。
調査報告書に記載されている内容
前述しましたが、調査報告書に記載される内容は、
「いつ、どこで、誰が、誰と、何をした」の詳細
が記載されることになります。
例を挙げると、
「17時半頃、対象者と女性がビルに入った」
という記載では『詳細』とは言えないんです。
「17時25分、対象者と女性が腕を組み、談笑しながら仲睦まじそうに○○ビルに入った」
という誰が読んでもその情景が浮かぶような文章で書かれているものが『詳細な記録』になります。
調査報告書の確認項目!
では、調査報告書の確認すべき項目について解説いたします。
確認する項目は大きく分けてたったの2つ!
- 行動記録
→文章の内容と誤字脱字の確認
→詳細が文章で表現されているか - 添付写真の確認
→ピンぼけがなく鮮明か
→友人以上の関係と思われる写真か
調査報告書に記載されてある文章と、添付写真の確認をしっかりしましょう。
確認ポイントは以下でご説明します。
行動記録の確認!
上述しましたが、
- いつ
- どこで
- 誰が
- 誰と
- 何をした
を、写真とともに記載してあるものが「調査報告書」です。
まずは、誤字脱字がないかをしっかり確認しましょう。
探偵社側でも、二重にも三重にも確認は行われていますので、そうそう誤字脱字はないかも知れませんけどね。
そして、それと同時に詳細な記述があるかどうかも確認しましょう。
いつ(=時間)の確認!
ターゲットと浮気相手がいつ会っていたのか、何時何分に行動していたのかを記載しなくてはなりません。
「7日 19時頃」
「5月15日 16時半頃」
というような曖昧な書き方ではなく、
- 平成26年2月23日(日)
19時25分 - 平成28年3月18日(金)
16時38分 - 平成29年6月10日(土)
9時54分
のように、1分単位での明確な記載が必要です。
また、行動記録の中で、空白の時間がないかどうかもチェックしましょう。
たとえば、
19時 ○○ビルに入った
20時 ○○ホテルに入った
このような記載があった場合(便宜上、様子の詳細については省略して挙げています)、
19時から20時の間、何をしていたか分かりませんよね。
- ビルの中で何をしていたのか?
- いつビルを出たのか?
- ホテルに入るまでに違う場所に行かなかったのか?
などなど、ターゲットが何をしていたか分からない空白の時間が出来てしまっています。
このような空白の時間がないかどうかも確認して下さい。
「いつ」の確認項目!
- 年月日の記載
- 1分単位での時間の記載
- 空白の時間がないか
- 矛盾がないか
- 不思議に思う点はないか
これらをしっかり確認しましょう。
どこで(=場所)の確認!
浮気相手と会っていた場所や、入った商業施設など、場所の詳細も記載してあるか確認しましょう。
「どこで」の確認項目!
- 建物・施設の名前
- 建物・施設の住所
これらが明記されてあるかの確認が必要です。
浮気相手と行った場所の名前と住所が必要なのを覚えておいて下さいね。
誰が・誰と
誰と誰が会っていたのかの詳細が書かれていますので、以下の項目についてチェックしてみて下さい。
「誰が」「誰と」の確認項目!
- ターゲットの名前
- 浮気相手の名前
- 服装や持ち物の詳細
浮気調査の報告書には、ターゲットの名前(判明しているなら浮気相手の名前も)が記載されます。
名前の記載だけでなく、その人の持ち物や服装、髪型など、誰が見てもその人の見た目が分かるような記述があるかどうかも確認して下さい。
「浮気の証拠」として、より詳細に、より細かく記載されてあるものの方が信頼性が増します。
たとえば、
ターゲットの服装:
白色半袖シャツ、ストライプの入ったグレーのスラックス、青色系ネクタイ、黒色革靴着用。黒色ビジネスバック、茶色傘所持。
このように、その人がどのような服を着ているのか、誰が読んでも分かるような文章で書かれてあるかがポイントです。
何をしたのか
最も重要である「何をしたのか」という記述について、行動の詳細が書かれてあるかどうかを確認しましょう。
「何をしたのか」という行動とともに、仕草や表情なんかについても記載されてることが必要です。
たとえば、
「ターゲットが女性と会った」
という簡単な記述ではなく、
「ターゲットに近づいた女性が後ろから肩をたたき、振り向いたターゲットは嬉しそうに笑顔で「お疲れ」と言った」
のように、誰が読んでもその情景が思い浮かべられる文章になっているかを確認して下さい。
より詳細に記載されてる調査報告書の方が、証拠能力として高くなります。
その他にも、
「エスカレーターで2階に上がっていった」
ということがあった場合、
「ターゲットと浮気相手はずっと手を繋いだまま、談笑を交わし、○○店東側連絡通路方面2階へと上がって行った」
のように、2人の様子や仕草、向かった場所などの詳細な記載が必要です。
誰がどんな状態で、どこに行ったのかのかなり詳細な内容を記載しているのが調査報告書になります。
これまで説明してきたように、
ターゲットと浮気相手の行動の詳細について、誰が読んでもその情景が浮かぶような文章になっているかどうか
がポイントです。
添付画像、映像確認
調査報告書には、文章だけでなく写真などの映像資料が添付されています。
また探偵社によっては、調査報告書だけでなく、浮気調査中の録画した動画をDVDに焼いて渡してくれるところもあります。
そういった画像や映像を確認する際のポイントは、
- 人物は鮮明に写っているか
- 撮影場所が明確か
- 2人一緒に写っている写真はあるか
- 2人が友人以上の関係であることが分かる写真があるか
- 不貞行為ができる場所の出入りがあったか
- 不貞行為できる場所に2人で出入りしている写真はあるか
をしっかり確認しましょう!
鮮明に写っている写真かどうか
写真に誰が写っているのか、誰が見ても分かるぐらい鮮明か、しっかりチェックしましょう。
ピンぼけしていたり、暗くて何が写っているのか分からないような写真は論外です!
優良探偵社では、夜でもハッキリ撮影できる暗視カメラも常備していますので、
「夜だから写真が撮れない」
というようなことは絶対にありません。
夜にきちんと撮影できないような探偵社は相当腕が悪いか悪質探偵社ですので要注意です。
撮影している場所がはっきり分かるか
前述の「鮮明な写真かどうか」と同様に、撮影している場所もハッキリ分かることが大事です。
せっかくホテルで写真が撮れたのに、
「この写真はどこで撮ってるの?」
となってしまっては、証拠能力に欠けてしまいます。
ですので、人物だけでなく、撮影している場所もハッキリと鮮明に写っているか、確認しましょう。
2人が一緒に写っている写真があるか
2人が一緒に写っている写真があるかどうかも確認しましょう。
そもそも2人が一緒に写っていなかったら、「ターゲットと浮気相手が会っていた」ということを証明できませんよね。
ですので、2人が1枚の写真に写っているものがあるかどうかもチェックして下さい。
友人以上の関係を思わせる写真かどうか
浮気が発覚した場合によくある言い訳で、
というフレーズがありますよね。
この言葉を覆すためにも、2人が友人・知人以上の関係を思わせる写真があるかどうかも確認する必要があります。
たとえば、
- 腕を組んでる
- 手を繋いでいる
- 肩を抱いている
などですね。
このような写真がなければ、
「ホテルには気分が悪くなったから寄っただけ」
「彼女(彼)は介抱してくれてただけ」
「彼女(彼)はただの友達なんだ」
などと言い訳ができてしまいます。
ですので、このような言い訳をさせないために、友人(知人)以上の関係を思わせる写真が撮れてるかどうかも確認しましょう。
不貞行為ができる場所の出入りがあったか
そもそも不貞行為がなければ、ターゲットや浮気相手に法的な裁きを下すことが出来ません。
ただ仲良く食事しているだけでは慰謝料請求もできないので、不貞行為があったかどうかを証明しなくてはなりませんよね。
ですので、不貞行為ができる場所(=ラブホテル)への出入りがあったかどうかもしっかり確認して下さい。
建物に2人で出入りしている写真はあったかどうか
そして、その不貞行為ができる場所への出入りは2人で出入りしているかどうかも確認しましょう。
中には警戒して別々で建物に入るカップルもいますが、多くの一般人は2人で仲良く出入りします。
ですので、2人でホテル等への出入りがあるかどうかもチェックして下さい。
まとめ
では、浮気調査の報告書のチェック項目についてまとめます。
行動記録の確認項目
-
- 日付、時間の詳細
- 場所の名前、住所の記載
- ターゲット、浮気相手の詳細
→服装や持ち物
- 何をしていたのかの詳細
→行動だけでなく仕草や表情なども
添付画像、映像の確認項目
- 人物や場所は鮮明に写っているか
- 2人一緒に写っている写真はあるか
- 友人以上の関係を思わせる写真はあるか
- 不貞行為ができる場所に2人で出入りがあったか
調査報告書を渡された際に、これらは必ずチェックして下さいね。
雑な報告書はトラブルに・・・
冒頭でも触れましたが、雑な調査報告書だと後々トラブルに発展する可能性が高いので、十分にお気をつけ下さい。
せっかく浮気調査をしたのに、
雑な報告書のせいで「浮気の証拠」として使えずに慰謝料請求ができなかった
というトラブルは実際に起っています。
ですので、探偵社を探されてる段階から、調査報告書は裁判でも使える質の高いものかどうかを確認しておくことが大事ですよ。
裁判でも使える調査報告書を作成している探偵社
当サイトでご紹介している探偵社は、どれも質の高い調査報告書を作成してくれるのでおすすめですよ。
弁護士が運営する探偵社
【響・Agent】
弁護士が直接運営している探偵社ですので、調査報告書は折り紙付きです。
弁護士との連携も良いので、慰謝料請求や裁判などを考えている方におすすめですよ。
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費用の目安 | 真実を知りたい →13万円~ 慰謝料請求する →25万円~ |
調査報告書の作成が早い
【HAL探偵社】
HAL探偵社は、調査報告書が3営業以内に渡してもらえる大変スピーディーなのが特徴です。
弁護士監修の調査報告書なので、裁判でも通用する質の高い報告書を作成してくれます。
お急ぎの方や、調査費用を抑えたい方におすすめの探偵社です。
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調査費用 | 調査員1名1時間6000円~ 見積り額以上の請求なし |
費用の目安 | 真実を知りたい →10万円~ 慰謝料請求する →20万円~ |
証人として出廷も可能
【原一探偵事務所】
原一探偵事務所も、裁判で使える調査報告書を作成してくれます。
しかも、希望があれば裁判所へ証人として出廷することも可能なので、裁判を視野に入れている人にかなりおすすめです。
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調査費用 | 基本料金4万円 調査費用8万円~ |
費用の目安 | 真実を知りたい →20万円~ 慰謝料請求する →36万円~ |